各種据置蓄電池Q&A
A. 蓄電池は常時、浮動充電電圧で充電されていますが、均等および回復充電の時には均等充電電圧まで上昇し、停電時には蓄電池の放電により電圧が低下します。
この電圧変動値を負荷側の許容範囲内に保ち、機器の破損を防止するために使用するのが負荷電圧補償装置です。
一般にシリコンドロッパを使用しますが、これはシリコン整流体の正方向特性が下図のように負荷電流の変化に対して、電圧降下の変化が少ないためです。
なお、負荷電圧補償装置はご指定のある場合にのみ取付けます。
A. 適用の多いものでは建築基準法、消防法、火災予防条例、電気設備技術基準等です。
消防法に適合していることが必要な時は、蓄電池に認定の印が付いているものをお選び下さい。
A. 商用電源がなくなって(停電等)も働かせたい場合(非常電源/予備電源)を考えると周辺にたくさん使われていることがわかります。
消防用設備の非常電源、建築法設備の予備電源、防災システム用、発変電所の遮断器操作用、プラント制御用及び計装用、通信機器用、自家発電始動用、UPS用、太陽電池システム用等々。
ビルの中、工場の中、列車、駅の中等見回せばいろんなところに設置されております。
A. 蓄電池の容量は、Ah(アンペアアワー)で表示されます。
蓄電池の容量の取り揃えは、蓄電池によりまちまちですが単品の対応範囲としては、おおよそ10Ahから3,000Ahです。
蓄電池は、並列で使うことにより容量を増やせる為、据置分野ではほぼどんな容量にも対応できます。
A. 電圧は使われている電極の材料及び電解質により決まります。
現在、据置蓄電池の主流であるアルカリ蓄電池は1.2V/セル、鉛蓄電池は2V/セルの公称電圧です。
蓄電池は、直列で使うことにより電圧を増やせる為、必要な電圧をいろいろ作ることができます。
また、工夫することにより複数セルをひとまとめにして(モノブロック化)
1ユニットで公称電圧のより高い電圧を作り出すこともできます。
例えば鉛蓄電池で6Vのモノブロック蓄電池は3セルをひとまとめに、12Vモノブロック蓄電池は6セルをひとまとめにしたものです。
A.
各種据置蓄電池の比較資料の中に期待寿命として掲載していますが5年から20年といろいろあります。
期待寿命ですのでメーカーの想定する環境で使用した場合または使用実績からこの程度の期間、使用が期待できるということです。
弊社実績中ポケット式アルカリ蓄電池は、30年超えの例もあります。
A. 選定方法については下記のステップを考えればよいでしょう。
ステップ1:
適用される法令・基準・規格及び使用温度条件の洗い出し
ステップ2:
負荷の種類及び容量の把握
ステップ3:
蓄電池の種類の決定(下記 おおよその目安)
●負荷補償時間
*短時間(おおよそ30分以下)
・酸系 MSE/HSE/HS ・アルカリ系 AH/AHH
*長時間(30分以上)
・酸系 MSE/HSE/CS ・アルカリ系 AM/AMH
●温度
・触媒栓式:月の平均温度が−5℃より低くなる可能性のあるところは使用不可
・極低温:−15℃以下の極低温が予想される場合は酸系(鉛)使用不可。アルカリ系選択
ステップ4:
蓄電池容量の算出
電池工業会発行のSBA S 0601「据置蓄電池の容量算出法」に従い容量算出し、蓄電池の形式・容量及びセル数を決定します。
A. 2010年の電池総生産(経済産業省機械統計)をご覧ください。

(
社団法人電池工業会より)
この中で据置蓄電池は、総数で約270万個、総額で約459億円となっております。
※参考 自動車用鉛蓄電池は、総数で約2,560万個、総額で約950億円です。
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